2021.9.17「#橋本大臣と話そう」開催報告

2021年2月22日月曜日、橋本聖子参議院議員を迎え、これからジェンダー平等を進ませていき、若者を含めて誰もが生きやすい社会に自分たちでどのように変えていけるのか考え、対話する機会を設けました。

「男女共同参画担当大臣(依頼当時)」から「東京五輪組織委員会会長」へと就任されたばかりで、多忙を極める中でも、若い世代の意見をしっかりと受け止めて、大切にするひとりの政治家、女性、人間として想いの背景を伺いました。

 

イベント開催の背景

 昨年、2020年夏に「#男女参画ってなんですかプロジェクト」は第5次男女共同参画基本計画素案へのパブリックコメントを実施し、10〜20代の若者の意見をとりまとめ、提言とともに橋本聖⼦ 参議院議員(当時、男⼥共同参画担当大臣)に直接手渡しました。

この時、#男女共同参画ってなんですかに想いを送ってくれた若者たちから「大臣に直接声を届けたい」という要望があり、開催しました。

本イベントには30歳未満若者90名の参加があり、率直な意見を交わしました。

 

「若い世代にエンパワーメントされました」

− 当時、男女共同参画担当大臣をどのような想いで務められていらっしゃいましたか。

担当大臣になって、国民にとって、特にユース世代にもっと身近な政治にしていきたいという想いでいました。政治は非常に遠い存在と思われがちですが、生活に身近なものです。国民ひとり一人が自分たちの手で自分たちの未来を作り、育てていくという想いがこもった政治にしていきたいです。

政治家という仕事は、国民の声を広く聞きながら、本当に政治に求められていることはなにか本質を捉えることだと考えています。政治家自身の考えと異なる意見に対しても、国民の声をいかに聞いていくのか、ということでもあります。それは政治家としての信念だけを貫くのでも、曲げるのでもなく柔軟に対応していくということなのです。

 

− 実際に、1050件の若者の声を受け取られていかがでしたか。

真剣に国際社会における日本、そして将来の日本について若い世代の人たちが考えて、訴える姿をみて私たちは勇気をもって発言していかなければならない、と励まされ、気持ちを込めて答弁に臨みました。

 

− 第5次男女共同参画基本計画を立てるのにあたり、選択的夫婦別姓について話題になりましたが、どのように取り組まれていましたか。

これからの若い世代の人たちがこの国、日本に求めていることの一つとして、早急に解決していかなければならない問題であると捉えています。

今回の計画で後退したという印象をもっている方が多いかも知れませんが、ようやく本質的な議論が深まってきたという点で前進できたと考えています。内閣府としても、どうにか一歩進めるために計画をしてきました。私としては三歩以上進めようと一気に進めようと働きかけ、慎重派にも動いてもらうことができました。世の中の雰囲気を変えていくことで国会議員が動かされていくという流れが生まれたのです。

政治というのは“ものづくり”と同じようなもので、自分たちで手がけていき、育てていくものであり、国民である若者に自分たちの声が政策に反映されるということを実感して欲しいと考えていました。これらの想いは後任である、丸川珠代大臣にも伝えて引き継ぎいたしました。

チャットには参加者から「声をあげてもいいんだ!という第一歩になった」「声を上げ続けることは無意味じゃないって本当に気がついた」「声が届くって初めて知った」などのコメントが相次いで書き込まれました。

「この国の未来に対して、諦められてしまっては絶対にダメなのです」

− 参加者のうち、女性で政治家を目指しているというコメントが多く届いています。政治家を志している若者たちへのアドバイスはありますか。

みなさん、それぞれの身近な地域から動き始めることが、国を動かすことに繋がります。自身の声を挙げて、仲間を募りながら連帯をしていくことです。市議会議員など地方から政策のブレインとして、そして国全体に動いてもらうように後押しをしていき、段階を経て国会議員を目指していくことができます。

−では、最後に若い世代に向けてメッセージをお願いします。

すべての物事に対して、諦めないで欲しいです。 政治に対しても、さまざまなことに対しても不信感をもったり、住みづらい日本だなと思われているかも知れません。

しかし、この国の未来に対して、諦められてしまっては絶対にダメなのです。国民である皆さんから政治家が、次世代を担う人々である若い世代が求めていることに対して、私は声を強くして推し進めていきます。

そして、国民である皆さんには議員を育てていって欲しいです。 社会には声に挙げることができない人々もいます。その人々に気づいたら彼ら、彼女らの代わりにその声を伝えてください。世の中のことがわかり、市民のことを身近に感じることができる政治家へと育てることが、誰ひとり取り残されない社会を実現する一歩になります。

 

文・近松勇門

 

約1時間のイベント中、参加者からは沢山のコメントが寄せられました。

 「ずっとどうせ自分の声は届かないと思っていましたが、若者でも声をあげたらちゃんと届くんだということに気づきました」

「議員になりたい」(10人程)

「これからも諦めずに声をあげていきます!」

第5次男女共同参画基本計画策定にあたり、若者の声を反映しようと動いてくださった橋本聖子前担当相の姿は、ジェンダー平等を目指す若者の政治に対する考え等を大きく変えたと思います。

今後も政策策定の際に若者の声が反映される社会になるよう、引き続き#男女共同参画ってなんですかは活動を続けてまいります。